今日の話は、FIREあるあるです。FIRE後に起こるであろうことは、事前にネットで知っていたものの、自分はどう感じるのだろうと、少し興味津々で日々を過ごしていました。

退職して良かったと思う時期
一言で言えば、退職直後はパラダイス。朝は好きなだけ寝られる、仕事の締切もない、上司からの無茶な指示もない、問題のある部下の面倒を見る必要もない。
そして、趣味に没頭。明日の事は気にせず、好きなだけネットサーフィンする、一日中、家庭菜園で汗を流す、一日中、電子工作に悪戦苦闘する。ただ、やりたい事を、やりたいだけやる。
全てが自分のペースになりました。このときの精神的な開放感は、今でも忘れられません。誰もが退職して良かったと思う時期です。
一転、どん底へ
でも、案の定、そんな状況は長くは続きませんでした。まず最初に、妻との会話に困りだしました。私が没頭する趣味は、妻の趣味とは異なり、そのことについて話をしても盛り上がりません。私の趣味の世界では大きな変化でも、妻にとってはあまり変化がありません。
それでいて、朝から晩までずっと一緒にいるので、新しい会話のネタがどんどん減って来ます。仕舞いには、話す事と言えば、毎日変わる天気の話。「今日は、いい天気だねー」「今日は、寒いねー」とか。
そして、趣味の世界も一段落すると、次第に時間が余り出します。また、自分の気分でやることを決めるので、生活が不規則になり、怠惰になってきます。ふと我に返ると、「こんなんじゃ、ダメになる」と落ち込んでしまいました。
希望の光
そんな中、希望の光に思えたのは、回転寿司のバイトでした。面接の日に、別に落とされても、どうということはないはずなのに、もし落ちたらどうしようという気持ちが湧き、久しぶりに心臓がドキドキする緊張感を味わったのです。
幸いにも、回転寿司業界は人手不足で、面接の日に即採用、その日から働かないかと言われる無茶振り。甘く見ていた、その仕事は、結構ハードで、覚えることも多く、体力も必要です。実際、なかなか一人前にはなれず、1年くらい苦労しました。
回転寿司のバイトは苦労はしましたが、1つ1つ、自分なりに工夫したりして、できることは増えていきました。そして、こういうのは飽きないんですね。次第にやりがいも感じるようになりました。
新しいことに挑戦する
このバイトをきっかけに、ユーザー車検、個別指導塾のバイト、個別株のデイトレード、トイレの便器の交換、車中泊、亡くなった父の生まれ故郷の訪問、料理など、次々に新しいことに挑戦し続けました。そして、いつの間にか、妻との会話のネタにも事欠かなくなっていました。
新しいことは、どれも、やってみると非常に楽しい。とてもワクワクする。失敗しても、やったらやっただけ、何か新しい発見があり、成長を実感できる。しかも、やったことのないことなんて、まだまだ山ほどある。
「これだ!」と思いました。私のセミリタイア生活に、新しいことに挑戦し続けるという、大きな方針が生まれた瞬間でした。

