
セミリタイア生活において、固定費の削減は重要な課題です。かつては光回線の「ひかり電話」を利用していましたが、月額550円(税込)ほどの基本料金がかかり、前々から、ほとんど使わない電話に対して払い続けるのは非効率だと感じていました。
そこで、数年前から、維持費を格段に安くできる「IP電話」を固定電話として使う運用を始めました。この記事では、数年間使ってきて私が感じたことをご紹介したいと思います。
目次
IP電話を固定電話として使うメリット
- 維持費が格安: 現在利用している「ブラステル」なら、基本料金無しで、6ヶ月500円程度の利用料(通話に使える)で維持できます 。これで、年間5,600円の節約になります。
- 0120(フリーダイヤル)が使える: 携帯電話からはかけられないことが多い0120番号へ発信できるため、非常に重宝します 。ただし、非通知を拒否する番号はNGです。「050 plus」も0120が使えますが、ブラステルの方が格段に安いです。
- 電話番号の使い分け: 宅配便の連絡先など、携帯電話の番号をあまり表に出したくない場面での「受け皿」として活用できます 。これが、固定電話番号を残しておきたい大きな理由ですね。
導入に必要な機器と構成
本来スマホで使うIP電話を、家庭用の固定電話機で使えるようにするために「VoIPアダプタ」を使用します。
- 使用機器: Grandstream HT801(現在は後継機のHT801 v2が販売中)
- 接続方法: VoIPアダプタを家庭内LANに繋ぎ、そこに既存の固定電話機を接続します 。
- 運用の工夫: スマホ側は発信だけにし、発信・着信は固定電話機で行うといった設定も可能です 。こうすることで、余計な着信がスマホにかかってくるのを避けることができます。

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導入にあたっての注意点とリスク
メリットの大きいIP電話化ですが、いくつか把握しておくべき点があります。
- 通話品質: ひかり電話ほどではありませんが、十分に会話ができるレベルです。電波の状況によりますが、コードレス(DECT方式など)の固定電話機を使う場合は、少し聞きづらい時があります。
- 設定の難易度: 設定にはある程度のIT知識が必要です。メーカー保証外の使い方になるため、ネット上の先達による設定例を参考にしながら進める「人柱」的な要素があります 。初心者の方には少しハードルが高いかもしれません。
- FAXとの相性: 私の環境ではFAXとの相性が悪かったため、現在はFAXを切り離し、留守番電話のみを接続して運用しています 。
- サービスの終了リスク: 以前重宝していた「SMARTalk」(2025年2月終了)のように、サービス自体が終了してしまうリスクが常にあります 。
まとめ
ひかり電話を解約し、ブラステルとVoIPアダプタを組み合わせた構成にすることで、固定電話の利便性を維持しつつ維持費を最小限に抑えることができました。少し手間はかかりますが、固定費を極限まで削りたいセミリタイア層にはおすすめのカスタマイズです。
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